投稿日:2023年12月7日 更新日:2023年12月11日

今回は、著書「薬も手術もいらないめまい・メニエール病治療」を参考にお話ししていきたいと思います。

○「抗めまい薬」はめまいを止める薬だと思うかもしれませんが、効能書きは、主に、血管拡張や循環改善にあり、めまいの原因に直接働きかけているわけではありません。 血流をよくすることで、代謝を活発にして、めまいが改善させるのを期待している状態です。 

○めまいで受診して、脳の病気ではないことが分かったときに、医師からはストレスを指摘されているはずです。 しかしほとんどの医師は、診察室で、患者さんのストレスがどのようなものなのか、生活にまで踏み込んで尋ねることもしません。「生活改善が必要です。睡眠を十分に、規則正しい生活を送り、ストレスを解消しましょう」と言われて、それで指導は終わりです。 確かにストレスも大きくかかわるるのですが、ただ口先だけの「生活改善」では何もしないのと同じです。

 ○中枢性の病気はめまい全体の1%程と言われています。 めまい=脳の病気というのはとても少ないと言えます。 しかし、命にかかわる場合もあるので、注意が必要です。 脳が問題でおこるめまいは姿勢や、移動動作の制御が上手くいかなくなり、立ち上がったり歩くことが出来なくなる「アタキシ―」という状態になります。そもそも、脳の病気がめまいだけを起こすということが少数です。 ※アタキシー → 運動失調症 社団法人日本脳卒中協会では、脳卒中の主な症状として、 1・片側の手足、顔半分の麻痺、しびれが起こる(顔だけ、手足だけもある) 2・ろれつが回らない、言葉が出ない、他人の言うことを理解できない 3・力があるのに、立てない、歩けない、フラフラする 4・片側の実が見えない、物が二つに見える、視野の半分がかける 5、経験したことのない激しい頭痛がする  この中でも最も多いのは、左右の手足のどちらかや、顔の半分が動かなくなります。 めまいは「一過性脳虚血発作の症状として見逃してはいけない」と言われます。しかしこれも、めまいの症状が現れますが、多発する症状ではありません。 

 ○めまい症とは、内耳にも、脳にも、どこにも問題がなく、他の病気もないとされたときに、「めまい症」と診断されます。 昔は、このめまい症が多くあったのですが、今は減ってきています。 めまい症の中に、「良性発作性頭位めまい症」がかなり含まれていたとされています。 

○原因不明のめまいの中でも、パニック障害や、神経症や、うつ病などの精神疾患が関り、強い不安で起こるめまいを、「心因性のめまい」と診断されます。 強い不安は、さまざまな身体症状を作ります。 動悸、息苦しさ、胸の痛み、めまい、吐き気、等、、、。発汗、震え、現実感の消失や離人症状(自分自身じゃない感じ)、恐怖、異常感覚、冷感、熱感、これらの症状が4つ以上ある場合に、パニック発作と診断されます。 10分以内にピークは過ぎ、ほとんどは、数分で落ち着きます。 心因性のめまいの方も、めまいがなぜ起こるんかを知ることが重要で、不安がめまいを生み、めまいが不安を生むという悪循環を断つことが大切です。 

○更年期とめまい 更年期では、冷や汗、ほてり、動悸、めまい、イライラ、気分の落ち込み、不眠、肩こり、頭痛、等、 更年期と言っても、起立性低血圧症だったり、ぐるぐるめまいは、良性発作性頭位めまい症だったり。

良性発作性頭位めまい症 朝起きようとした時に、寝床についた時、夜中のトイレに立った時、寝ている時の寝返りを打った時、一瞬天井がぐるぐる回って、奈落に沈むような感覚になった。 ・朝、洗顔中に、あるいわ、トイレで、前かがみでいた姿勢から、半身を起こした瞬間、奇妙な感覚に襲われた。 ・めまいと同時に吐き気、または嘔吐した。 ・めまいが起こって以来、歩くと、フワフワして、足元が揺らぐ、人混みの中を歩いていると、気持ち悪くなる。 日によって症状があったり、なかったりする。 ・歩いていると、片方に偏って歩いてしまう。 良性発作性頭位めまい症は、 生活習慣病。 年齢も性別も違えど、生活で共通しているものがありました。 「同じ姿勢を長くとっている」「運動不足」「枕の高さが低い」「運動できない理由がある」「不眠」などが共通してきます。 30~70歳までに患者さんの数に違いが少なく、全体では女性が男性の2,3倍多いことがわかっています。40歳未満では、デスクワークの方が50%ほど、 専業主婦、20%ほど、現場作業(立ち続ける作業、座り続ける作業など)10%ほど、がいます。 この同じ姿勢、運動不足であると、うまく耳石の代謝ができないと推測しています。 耳石は、常に新陳代謝されるものです。