投稿日:2023年12月4日 更新日:2023年12月5日

「店を始めたんですが、なかなかお客様を集めることができません。」
「それはなぜでしょうか?」
「始めたばかりで、実績がないからです」
「それが、何か?」
「何かって、、、実績がないと、お客さまは来てくれませんでしょ?」
「そうですか?」
「そりゃそうです。」
「誰だって、実績のある所に行くに決まってます」
「実績を積まなければお客さまは来てくれないもんですか?」
「そうです」
「それでは、実績を積めばいい」
「でも、お客さまが来てくれないのでは、実績が作れないでしょう?」
「実績がないので、お客さまが来てくれない。で、お客さまがきてくれないから実績が作れない、、、と、こう、おっしゃる?」
「そうです」
「それでは、あなたの業界で成功していることろはないんですか?」
「あります。いくらでもあります」
「そこは、最初から実績があったんですか?」
「そんなわけないでしょう。最初から実績はないでしょう」
「それでは、そこは、どうやって実績を築くことができたんですか?」
「そりゃ、お客さまが来てくれたからでしょう。」
「でも、実績がなければ、お客様は来てくれないはずでしょう?」
「あれ?確かにそうですね。」
「最初から実績のあるところとか、最初から自信のある人なんて、いませんよね?」
「そうです」
「でも、実績な自信がないと、お客さまは集まってきてくれませんよね」
「そうです」
「ということは、最初の実績や自信っていうのは、どうしても、”ハッタリ”じゃなければならないってことになりますよね?」
「ハッタリ」
「そう。そのはったりによって「ここは実績があるんだね」「この社長にはじしんがあるんだな」って、お客さまにそう思ってもらう。それによってお客さまが集まる」お客さまが集まってくれれば実績ができるから、やがてそのハッタリが本物になっていくわけです」
「しかし、騙すのはよくない」
「あれ?良くないですか?あなただって騙しているでしょう?」
「騙していませんよ」
「「うちはダメな店だ」ってそういうウソをついているじゃないですか?」
「そんなこと言ってないですよ」
「言わなくてもそういう雰囲気が出てるじゃないですか。それは騙したことにならないんですか?」
「そりゃあ、雰囲気なら、別にだましたことにならないでしょう」
「だったら、「うちは実績のあるスゴイ店だ」という雰囲気を出したって、それも騙したことにならないでしょう?」
「ふむ、確かにそうですな」
「なぜそうしないんです?」
「現実にはそうじゃないから、そういう雰囲気がでないんでしょう?」
「それじゃあ、現実はダメな店なんですね?」
「まだダメと決まったわけじゃないですよ」
「だったらなぜそういう雰囲気が出せるんですか?現実にはダメじゃないのに」
「出てますか?」
「出てますよ。つまり、現実にはそうでなくても、そうであるような雰囲気を出すことはできるってことでしょう。」
「ふむ、確かにそうですな」
「あなたにもできるはずですよね?ものすごく実績があって、ものすごく大繁盛しているふりをすることくらいはできるでしょう」
「しかし、なかなか、そう信じこむのが難しいですね」
「信じ込むなんて言ってません」
「信じなくていいんですか?」
「「うちは大繁盛!うちは大繁盛!」ってそれが本当のことだと自分を信じ込ませようとするから、現実との間の矛盾に苦しむんです。「でもなぁ、本当は繁盛してないんだよなぁ」って思って気持ちがなえてしまう」
「それ、わかります」
「でもハッタリは最初からウソです」
「確かにウソですが・・・」
「ウソはウソであるがゆえに現実との間の矛盾がないんです」
「なるほど」
「どうせ最初からウソなんだから、現実がどうあれ、堂々と演じればいいんです。そう、要するに演技なんです」
「演技ですか?」
「医者を演じている役者が、演技をしながら、「私ってホウン等は医者じゃなくて役者なのになぁ」なんて躊躇しますか?」
「しませんね」
「でも、本当は自分が医者じゃないことはわかってますよね?」
「そうでしょうね」
「観客をだましているわけではないですよね?」
「なるほど、言いたい”ハッタリ”の意味が分かってきました。
人をだますという意味じゃない。
大繁盛している店の店長を演じる。
それによって、繁盛している店の雰囲気が出てくる。
そのオーラが出てくれば、お客さまも集まってくれるようになる。
お客さまが集まってくれるようになれば、最初は演技だった”ハッタリ”が本物になる。
ーーということですね。
なんだか、勇気がわいてきました!ありがとうございました!」
