
目次:しびれに神経は関係ありません。
しびれに神経は関係ない!
しびれに神経は関係ありません。
より明確に話すと、しびれの症状の9割は神経は関係ないでしょう。
最新の医療によって矛盾が発生するようになってきました。
その論文を一部紹介していきましょう。
痛みのない人にはヘルニアがある

腰痛のない人のMRI画像
52%に椎間板の膨隆。
27%に椎間板突出。
これは完全にヘルニアだよね。
腰痛のない人にヘルニアがあるのはなぜ??
詳細:正常人における腰椎MRIの異常所見の頻度
→ 腰椎のMRI検査で時折見つかる“異常”所見が、どの程度の臨床的意味を持つか明らかではない。
この研究では、腰痛の既往がない20~80歳の成人98人を対象に腰椎MRIを施行し、高率に異常所見が見つかったと報告している。
その結果、98人中52%に少なくとも1椎間以上の椎間板膨隆が見られ、27%に椎間板突出が、1%に椎間板脱出が見られた。

痛みがなくても7割がヘルニア

昔は痛くない人もヘルニアはありました。
だいたい3割。
ヘルニアはあるんだけど、症状が全くない人がいます。
でも、もっと詳しく調べてみたら、
7割の人が、ヘルニアがあるのに、症状がないんです。
詳細:痛いがなくても7割がヘルニア
彼らは、対照群をできるだけ正確に手術適応患者と対応させようとした。
性別、年齢、職業上の危険因子に関して両群を対応させた。
例えば、振動の影響を受けたり、重いものを持ち上げる動作や身体を捻ったり曲げたりする動作の頻度、座位での活動の程度などが含まれた。
無痛性対照群の76%が椎間板ヘルニアを有していた
その結果、無痛性対照群の76%にも同様に椎間板ヘルニアがあることがわかり、研究者らは莚然とした。
先に述べたように、以前行われた研究では、これらの危険因子を考慮して選択しなかった無痛性の壮年者における椎間板障害の有症率ははるかに低かったからである。

ヘルニアで痛い人といたくない人の違いは何・・・?

☆椎間板ヘルニアがあっても痛む人と痛まない人の違いは何だろう?
手術しないといけないだろう、と思うくらいの痛みに苦しんでいる人、30人。
ボランティアで集まった人(全く痛みがない人)と比べてみました。
そしたら、22人。 30人中22人は、全く痛みがない人に、ヘルニアと同じ画像だったよ、
これは脊椎分野の謎である・・・
大きさも形も同じ腰椎の椎間板ヘルニアがあるのに、坐骨神経痛に苦しむ人と、疼痛もなく生涯元気に歩き回れる人がいるのはなぜだろうか。これは、脊椎分野の大きな謎の一つであり、臨床にかなり影響する問題でもある。Sam Wiesel医師は「これは脊椎治療における、認識不足の問題の一つです」と言う。
→ 椎間板ヘルニアに有痛性と無痛性があるのは?

手術をしても、しなくても半年後は一緒!

※手術するのと手術しないのでは半年後の結果は同じになる。
椎間板ヘルニアに起因する坐骨神経痛の治療には、外科手術と保存的治療があるが、この外科手術と保存的治療のアウトカムを比較する無作為化試験の結果、下肢痛と障害の改善は手術の方が速やかだが、両群間の差は6カ月までに消失。
→ 手術をしても、しなくても半年後は一緒!
偽の手術でも痛みしびれが無くなる

☆麻酔と切開はするけど、何もしないよ. 患者は痛みが消えたよ!!って報告があったよ!! 奇跡の回復だ!!
患者よ賢くなれ!神経が圧迫されて痛み・しびれが生じるとは生理学を全く知らない人のいうことだ! より
外科医側は、この手術を受けた患者には痛みが消えたと感謝されていると反論する。しかし「偽手術を受けたグループにも「奇跡の同復」を遂げた患者はいた」と、研究の1つを率いたメイョー・クリニックのデービッド・コールメスは言う
→詳しくはこちら 嘘の手術でも腰痛は回復

「神経が圧迫するとしびれる」間違った考え

☆神経はコンセントの延長コードのようなもの
コンセントの接続部分に電気(神経伝達)が流れたとしても、途中のコードで電気は流れません。
なのに途中のコードで圧迫して、しびれています・・・??? なんで??おかしいよね?
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
「痛みを知る」熊澤孝朗 著 (熊澤先生は痛みの生理学者)「神経線維は通常、その末端にある受容器からの信号を伝えるものであって、その途中が興奮を起こしたりするようなことはありません。」
→詳しくはこちら 「神経が圧迫を受けると痛みやしびれが生じる」という誤った考え

「神経を圧迫してしびれている。」 みんな疑問を抱かずに考えます。 もし神経に傷がつくと、運動神経(麻痺)の影響が出るんです。
頚椎ヘルニア 損傷 歩けなくなる → 本物の頚椎損傷

▷しびれの原因は何?

それではしびれの原因は何でしょうか?
しびれの本当の原因について、MPS(筋筋膜性疼痛症候群)を紹介していきます。
最近のしびれの原因はMPS(筋筋膜性疼痛症候群)とされています。
参照:加茂整形外科医院

MPS(筋筋膜性疼痛症候群)
これは筋肉によってしびれが起きていると考えて問題ないでしょう。

足がしびれている人。 このパターンは多いのではないですか?
お尻から、ふとももの裏、 ふくらはぎまで、痛みや、しびれを感じることがあります。
筋肉が原因としていると、 × のトリガーポイントの場所がありますね。
ここを治療することによって、赤の痛みしびれが取れることになります。

もう一つ紹介します。
頚椎ヘルニアで、腕、肩甲骨、手のしびれや、痛みを感じる人がいます。
一緒ですね、 × になっている、トリガーポイントを治療すると、この痛みしびれが取れます。
頚椎ヘルニアと言われるでしょう。 しかし、治療は筋肉。
これがMPSです。
これを考えると、MRIの画像で痛い人痛くない人が同じ画像になるのか?
なぜ手術しても痛み、しびれが変わらないのか?
説明ができますね。

