ビタミンcの話

目次:ビタミンCの話

  1. ビタミンcの話
  2. ビタミンcが体にいい理由
  3. 国が決めるビタミンcの摂取量
  4. ビタミンc:どのくらいの量が体にいいの? 
  5. 天然のビタミンcと合成のビタミンcの違いは? 
  6. ビタミンcが体にいい!は、嘘!!

ビタミンcの話

 ビタミンCはアスコルビン酸ともいわれ、骨や腱などの結合タンパク質であるコラーゲンの生成に必須の化合物です。
 ビタミンCが不足すると、コラーゲンが合成されないために、血管がもろくなり出血を起こします。これが壊血病です。

ビタミンcが体にいい理由

1・ビタミンcが、がん細胞だけを殺す

超高濃度のビタミンc摂取によって、体内には過酸化水素が発生。これがん細胞に行くことによって、正常な細胞にはダメージがない状態で、がん細胞だけを殺すことがわかっています。 

ビタミンCの必要摂取量は?

ビタミンCの必要摂取量は、年齢によって異なります。下表に1日の平均摂取推奨量を、ミリグラム(mg)で示します。

ビタミンc平均摂取推奨量
10歳代14-18歳:(男子) 75 mg
10歳代14-18歳:(女子) 65 mg
成人(男性) 90 mg
成人(女性) 75 mg
厚生労働省『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』

一般的なカプセル型のサプリメントでは、 1粒 500mg (0.5g) が多いようです。 

ビタミンcの副作用 

便がゆるくなる、という副作用

 ビタミンCを口から大量摂取することで起こる明らかな副作用は、便がゆるくなり、下痢が発生しやすくなります。
 ただ、下痢を起こすビタミンCの量は、人によって、また、同じ人でも健康状態や病気の度合いによって大幅に変わってきます。
 このことは 【腸管耐容量】 に関係してきます。 

腸管耐容量とは

ビタミンcを国から定めた所要量だけでみるなら、壊血病(ビタミンcの不足で起きる病気)は防ぐことはできますが、私たちの最適な健康維持するには不十分となります。 

【日本では1日の摂取は 100mg程度】

 では、健康人が最適な健康状態でいられるには、毎日、どれだけのビタミンCを摂取すればいいのでしょうか。

 残念ながら、この値はまだ決定されていません。

 ヒトは個人差が大きいこと(ポーリング博士は八〇倍と見積もっています)、
また、同じ個人であっても

・加齢や疲労しているとき、
・体力の落ちたとき、
・病気のときなど、で

 ビタミンCの必要量が変わってくるからです。

 それでも目安はあります。
 分子矯正医学で著名なカリフォルニア州のロバート·カスカート医師は、豊富な臨床経験から、病気の人が下痢を起こさずに経口摂取できるビタミンCの最大量」は、病気の深刻さに比例して増えることを発見しました。

これを「腸管耐容量」と呼びます。

 腸管耐容量は、人によって異なるだけでなく、同じ人でも健康状態に応じて変化します。
 また、腸管耐容量は、重症の患者ではきわめて大きいものですが、回復するにつれて小さくなります。

 カスカート医師は、通常の治療法の補助手段として、ビタミンCを必要に応じて「腸管耐容量の限界まで摂取させると効果的である」と述べています。

↓↓ ビタミンCの腸管耐容量(カスカート医師による)

体の状態 1日あたりの総量(g) 1日の摂取回数(回)500mgのカプセル1粒換算(粒)
健康時4-158-30
軽い風邪30-606-1060-120
インフルエンザ100-1508-20200-300
花粉症、喘息15-504-830-100
アレルギー0.5-504-81-100
やけど、外傷、手術25-1506-2050-300
不安、運動、
おだやかなストレス
15-254-630-50
がん 15-1004-1530-200

 これらを、500mgのカプセルで 1粒と考えた時に、 健康時でさえも8粒~30粒が必要と言われています。 

ビタミンcの副作用

ビタミンcの副作用 1・便が緩くなる

 ビタミンCを口から大量摂取することで起こる明らかな副作用は、便がゆるくなり、下痢が発生しやすくなることです。
 ただ、下痢を起こすビタミンCの量は、人によって、また、同じ人でも健康状態や病気の度合いによって大幅に変わってきます。
 このことは「腸管耐容量」を参照

下痢の原因は?

 下痢の原因として考えられるのは、ビタミンCが酸として働くことや、そのため発生するガスによって腸の鰭動運動が盛んになることがあげられるでしょう。
 しかし、これは病気の状態ではないので心配はいらないのです。
 次回は、その半分の量に減らせばいいのです。

(ちなみに静脈注射では下痢は起きません。)

 便秘がちの人には副作用どころかメリットとなるでしょう。
一回にピタミンCを大量摂取すれば、プルーンやキャベツなどをたくさん食べたときと同じように天然の緩下剤として働くので、便秘薬を飲む代わりになります。

食事から摂取したビタミン Cもいわゆるサプリメントから摂取したビタミン C も、その相対生体利用率に差異はない。
※ビタミンc

耐容上限量
健常人がビタミン C を過剰摂取しても消化管からの吸収率が低下し、尿中排泄量が増加することから、ビタミン C は広い摂取範囲で安全と考えられている。ただし、腎機能障害を有する者が数 g/日のビタミン C を摂取した条件では腎シュウ酸結石のリスクが高まることが示され
ている。
※ビタミンc

ビタミンc:合成と天然の違いは?

合成ビタミンc は、グルコース(芋・とうもろこしのでんぷん)を素材とし、微生物の働きを利用することにより、天然のビタミンCと化学構造が全く同じ物になります。

天然と合成のビタミンCは化学構造がまったく同じなので、体内への吸収率や作用、また安全性に関しても同じです。

 人工的に精製されたビタミンCは不安定な性質で、多くとっても数時間のうちに尿と共に体から出て行ってしまいます。西式甲田療法でオススメしているのが、「柿の葉茶」
以前こんな実験もしてみた二つのコップに23ミリグラムのビタミンCを含んだ「柿の葉茶」と「合成ビタミンC」のを用意して10日後にビタミンCの残存量を測定すると、「柿の茶には20mg」「合成品では2,3mg」が残っていました。 天然の柿の葉茶のビタミンCの安定性がよく分かりました。ちなみに柿の葉茶の入れ方は急須は金属製以外のもので80度から90度の温度で数分間置いて色が出たら飲むような形をお勧めしております。
※マンガでわかる「西式甲田療法」―一番わかりやすい実践入門書

参考資料
ビタミンCの大量摂取がカゼを防ぎ、がんに効く