ビタミンcの話

投稿日:2021年6月17日 更新日:2024年2月2日

目次:ビタミンCの話

  1. ビタミンcの話
  2. ビタミンcの歴史
  3. ビタミンcが体にいい理由
  4. 国が決めるビタミンcの摂取量
  5. ビタミンc:どのくらいの量が体にいいの? 
  6. 天然のビタミンcと合成のビタミンcの違いは? 
  7. ビタミンcが体にいい!は、嘘!!
  8. ポーリング博士とビタミンcの話

ビタミンc:天然のビタミンcと合成ビタミンcでは九州に差はないといわれています。 
参照:分子生理かがく研究所

ビタミンcの話

 ビタミンCはアスコルビン酸ともいわれ、水溶性のビタミン※で、骨や腱などの結合タンパク質であるコラーゲンの生成に必須の化合物です。

▶水溶性ビタミンと脂溶性のビタミンの違いは・・・

【水溶性のビタミンとは?】

 水に溶けやすく、油脂には溶けにくい性質のビタミンで、ビタミンB群とビタミンCがあります。
 水溶性ビタミンは過剰に摂っても体内では蓄積されずに排泄されます。
 そのため、毎日、食事から一定量を摂る必要があります。

【脂溶性のビタミンとは?】

 脂溶性ビタミンは肝臓や脂肪細胞に蓄積され、体内で過剰になると頭痛や吐き気などの過剰を引き起こします。

 ビタミンCが不足すると、コラーゲンが合成されないために、血管がもろくなり出血を起こします。

 これが壊血病です。

 人間である私たちの体の中でビタミンcを作ることができません。

 ビタミンcを体内で作ることができないのは、霊長類の一部(チンパンジー、ゴリラ、オランウータンなど)、モルモット、コウモリの一部など、ごくわずかです。

 ただ、その他の多くの哺乳類は体内のブドウ糖からビタミンcを作ることができます。

ビタミンcの歴史

 ビタミンcと壊血病は深いつながりがあります。

 壊血病の歴史が古く、壊血病の症状と思われるものは紀元前の本に書かれるほど昔からある病気です。

 16世紀から18世紀の大航海時代に果物を摂取できなかった船員たちから、「壊血病」と言われる病気が流行しました。

 壊血病は血管をもろくなり出血する病気です。

 口や鼻から多く出血し、いかにも血液が壊れていくような症状から壊血病と呼ばれていました。

ジェイムズ・リンド

 18世紀中ごろ、イギリス海軍のジェイムズ・リンド(James Lind,1716-1794年)が壊血病の治療には柑橘系の果物が有効であると示しているが、まだビタミンcの発見はされていません。

 20世紀を迎え、1919年にようやく生化学者のジャック・ドラモンド(Jack Drummond,1891-1952年)はオレンジ果汁の中にある壊血病を防ぐ物質を発見し、水溶性因子cと名付けました。

 翌年の1920年に初めて「ビタミンc」と命名されました。

 大航海時代に不治の病と恐れられていた壊血病の原因が、ビタミンC(アスコルビン酸)の不足が原因である、と判明するのは、20世紀に入ってからなのです。

合成ビタミンcの作り方

 ブドウ糖とビタミンcの分子構造が似ています。

 ブドウ糖(とうもろこしの糖)からビタミンcを作っていきます。

 天然ビタミンcはビタミンc以外の有効成分が入っているので、合成より天然のほうが働きがいいといわれています。

 ただ価格が高い。

 合成ビタミンcのほうは少ない量でビタミンcを補給できます。

 価格も安い。

ビタミンcが体にいい理由

 ビタミンCは、皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、抗酸化作用を持つ栄養素です。

肌にハリを持たせたり、シミを予防する美容効果や、免疫力を高めて風邪をひきにくくする効果、ストレスに対する抵抗力を高める効果など、様々な働きをもちます。

▶ビタミンcの作用とは? 詳しく見ていきましょう!(ビタミンc=VC)

参照:ビタミンcの多様な作用と作用機序

1・コラーゲンの生成と維持(壊血病関係)
2・コラーゲンの生成に関連し、細胞の増殖を促進する。
3・ビタミンcは等の代謝に関係している。
4・VCはチロシンからメラニン生成を抑制する。濃色メラニンから淡色メラニンへ還元する。しみ、そばかす、日焼けを防ぎ治す作用がある。
5・VCはカルシウムの吸収と代謝にかかわっている。
6・VCは骨代謝や骨芽細胞の分化・増殖にかかわっている。
7・VCは抗ヒスタミン作用を持っている。ヒスタミンに作用して分解するし、またヒスタミンの放出を抑制する。抗アレルギー作用でもある。
8・VCは血圧の上昇を抑制する。
9・VCは免疫機能増強作用を持っている。
10・VCは鎮痛作用を持っている。
11・VCはウイルス不活性作用を持っている。
12・VCは殺菌作用を持っている。
13・抗腫瘍作用を持っている。

ビタミンCの必要摂取量は?

ビタミンCの必要摂取量は、年齢によって異なります。下表に1日の平均摂取推奨量を、ミリグラム(mg)で示します。

ビタミンc平均摂取推奨量
10歳代14-18歳:(男子) 75 mg
10歳代14-18歳:(女子) 65 mg
成人(男性) 90 mg
成人(女性) 75 mg
厚生労働省『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』

一般的なカプセル型のサプリメントでは、 1粒 500mg (0.5g) が多いようです。 

ビタミンcの副作用 

便がゆるくなる、という副作用

 ビタミンCを口から大量摂取することで起こる明らかな副作用は、便がゆるくなり、下痢が発生しやすくなります。

 ただ、下痢を起こすビタミンCの量は、人によって、また、同じ人でも健康状態や病気の度合いによって大幅に変わってきます。

 このことは 【腸管耐容量】 に関係してきます。 

腸管耐容量とは

 分子矯正医学で著名なカリフォルニア州のロバート·カスカート医師は、豊富な臨床経験から、病気の人が下痢を起こさずに経口摂取できるビタミンCの最大量」は、病気の深刻さに比例して増えることを発見しました。

 これを「腸管耐容量」と呼びます。

 ビタミンcを国から定めた所要量だけでみるなら、壊血病(ビタミンcの不足で起きる病気)は防ぐことはできますが、私たちの最適な健康維持するには不十分となります。 

【日本では1日の摂取は 100mg程度】

 では、健康人が最適な健康状態でいられるには、毎日、どれだけのビタミンCを摂取すればいいのでしょうか。

 残念ながら、この値はまだ決定されていません。

 ヒトは個人差が大きいこと(ポーリング博士は八〇倍と見積もっています)、
また、同じ個人であっても

・加齢や疲労しているとき、
・体力の落ちたとき、
・病気のときなど、で

 ビタミンCの必要量が変わってくるからです。

 それでも目安はあります。

 腸管耐容量は、人によって異なるだけでなく、同じ人でも健康状態に応じて変化します。

 また、腸管耐容量は、重症の患者ではきわめて大きいものですが、回復するにつれて小さくなります。

 カスカート医師は、通常の治療法の補助手段として、ビタミンCを必要に応じて「腸管耐容量の限界まで摂取させると効果的である」と述べています。

↓↓ ビタミンCの腸管耐容量(カスカート医師による)

体の状態 1日あたりの総量(g) 1日の摂取回数(回)500mgのカプセル1粒換算(粒)
健康時4-158-30
軽い風邪30-606-1060-120
インフルエンザ100-1508-20200-300
花粉症、喘息15-504-830-100
アレルギー0.5-504-81-100
やけど、外傷、手術25-1506-2050-300
不安、運動、
おだやかなストレス
15-254-630-50
がん 15-1004-1530-200

 これらを、500mgのカプセルで 1粒と考えた時に、

健康時でさえも8粒~30粒が必要】と言われています。 

ビタミンcの副作用

ビタミンcの副作用 1・便が緩くなる

 ビタミンCを口から大量摂取することで起こる明らかな副作用は、便がゆるくなり、下痢が発生しやすくなることです。
 ただ、下痢を起こすビタミンCの量は、人によって、また、同じ人でも健康状態や病気の度合いによって大幅に変わってきます。
 このことは「腸管耐容量」を参照

下痢の原因は?

 下痢の原因として考えられるのは、ビタミンCが酸として働くことや、そのため発生するガスによって腸の鰭動運動が盛んになることがあげられるでしょう。
 しかし、これは病気の状態ではないので心配はいらないのです。
 次回は、その半分の量に減らせばいいのです。

(ちなみに静脈注射では下痢は起きません。)

 便秘がちの人には副作用どころかメリットとなるでしょう。
一回にピタミンCを大量摂取すれば、プルーンやキャベツなどをたくさん食べたときと同じように天然の緩下剤として働くので、便秘薬を飲む代わりになります。

食事から摂取したビタミン Cもいわゆるサプリメントから摂取したビタミン C も、その相対生体利用率に差異はない。
※ビタミンc

耐容上限量
健常人がビタミン C を過剰摂取しても消化管からの吸収率が低下し、尿中排泄量が増加することから、ビタミン C は広い摂取範囲で安全と考えられている。ただし、腎機能障害を有する者が数 g/日のビタミン C を摂取した条件では腎シュウ酸結石のリスクが高まることが示されている。
※ビタミンc

ビタミンc:合成と天然の違いは?

 合成ビタミンc は、グルコース(芋・とうもろこしのでんぷん)を素材とし、微生物の働きを利用することにより、天然のビタミンCと化学構造が全く同じ物になります。

 天然と合成のビタミンCは化学構造がまったく同じなので、体内への吸収率や作用、また安全性に関しても同じです。

 合成ビタミンcはダメ!!

 人工的に精製されたビタミンCは不安定な性質で、多くとっても数時間のうちに尿と共に体から出て行ってしまいます。
 西式甲田療法でオススメしているのが、「柿の葉茶」。

 以前こんな実験もしてみた二つのコップに23ミリグラムのビタミンCを含んだ「柿の葉茶」と「合成ビタミンC」のを用意して10日後にビタミンCの残存量を測定すると、「柿の茶には20mg」「合成品では2,3mg」が残っていました。

 天然の柿の葉茶のビタミンCの安定性がよく分かりました。
 ちなみに柿の葉茶の入れ方は急須は金属製以外のもので80度から90度の温度で数分間置いて色が出たら飲むような形をお勧めしております。
※マンガでわかる「西式甲田療法」―一番わかりやすい実践入門書

ビタミンcは効果がない

夢現塾とは?(クリック)

 私は21才で専門学校を卒業して、すぐに院長になりました。 

 その時は雇われ院長です。 

 総院長は学校の副校長をやっている方で、院は良くも悪くもすべては自分で進める形でした。 

 経営・治療・スタッフ教育・ 患者さんが来ないことに対して、夜中に来るように神頼みするだけの日々を送ってきたこともあります。 

 21才でお金もない。 

 ただ、自分で調べる力はある。 

 そんな昔の自分のために、役に立つホームぺージを作っております。