早く治すためには、家で何ができますか?

投稿日:2023年11月19日 | 更新日:2023年11月28日

 家で早く治すための方法があります。

 基本的に、経験を含め、たくさんの参考文献を使用しお伝えしています。

 最終的な考えの軸は、「自分自身」となり、何かの参考になれば幸いと思います。

 私が教わった考えを最初に紹介したいと思います。

1 運動 

 運動は大切です。

 よく質問をいただきます。

 運動は3つに分けて考える必要があります。 

(☆運動の内容) 1・運動時間 2・運動の負荷 3・運動の回数(週何回)

☆運動内容

 運動内容は、自由です。

 皆さんにお伝えしていることは、「楽しく続けれること」を行いましょう。

 まずは楽しく続けられること。

 その後に、「効率的」を考えられるといいですね。

 症状が治ればOKというわけではなく、健康であり続けることが大切です。

 その為、症状が良くなって、運動をやめるものではなくて、5年10年と続けられそうなものを見つけてほしいと思っています。

 一番は自分が「楽しく続けられるもの」を見つけていきましょう。 

 他も解説していきます。

1・運動時間 
2・運動負荷 
3・運動回数(週何回)

1・運動時間

 運動の時間は「30分」を見安に行ってください。 

 1日に10分10分10分に分けるわけわけではなく、30分間、運動できる時間を設けて下さい。

「どんな運動がいいのか?」

 もし、運動のやり方がわからない場合は、ウォーキングをおすすめします。 

ウォーキング方法 

 【1cm大股で歩くこと】を、意識します。

 痛みがある場合、特に歩幅が小さくなって歩きがちです。

 しかし、歩幅が小さいと、特定の筋肉に負荷がかかります。

 いわば2次被害の形で別な痛みを作ってしまいます。

 また1年以上痛みがあると、「歩き方を忘れた」という人がいます。

 その場合は、大股を意識します。

 大股歩行は、関節、筋肉がきれいに動かないと、大股での歩行はできません。

 大股で歩けると、体全体的に、きれいな歩き方となります。

 【1cm大股歩行】

 意識してみて下さい。

2・運動の負荷

 運動の負荷を調べようと思った場合、心拍数を調べながらやる必要があります。・・・が、みんな持っているわけではありませんので、わかりやすい運動負荷をお伝えします。

心拍センサー

「鼻で呼吸できない程度」

 歩くことを指導すると、人によっては、

 など言う方もいますが、鼻で呼吸でない程度の負荷をかけて歩いてください。

 せっかくの歩く運動の意味がなくなってしまいます。

3・運動回数(週何回)

 例えば、ジムに行っている状態でも、週1回では回数が足りません。

 できるのならば、毎日15分程度、または、週3,4回の30分の運動を目指していきましょう。

 ちなみに、週3,4回の運動で、適切な負荷をかけていくと、半年で、毛細血管の量が50倍に増えると言われています。

 体の酸素摂取量、酸素消費量と増加していきます。

 いわば体力が増えることになります。  

2 ストレッチ・ヨガ

 来ていただいている患者さんには、体を分析した上でストレッチの内容を指導していきます。

 ある程度、体の改善がみられる方には、家でのストレッチや、ヨガをおすすめしています。

 これも運動と同様で、「楽しく続けられるもの」を見つけるといいですね。

 一般的なストレッチが筋肉を伸ばすことを考えると、ヨガは、内臓のストレッチです。

 自律神経系でお悩みの方はヨガをおすすめしています。

 他には改善が見られた患者さんには、「自分で調べてやってみて下さい。」と話しています。

理由1・自分で研究する 
理由2・長く続けるために 

理由1・自分で研究する。

 ストレッチはどのようなものが効果的か、、、その真実は自分の身体にあります。

 全くやり方がわからないのであれば、教わったものを参考にしてほしいですが、ある程度ストレッチの種類が増えたら、自分の「身体に聞きながら」ストレッチができるといいですね。

 効果的かどうかは、自分の身体が答えを出します。

理由2・長く続けるために

 運動で体力が変わると運動内容が変わるように。ストレッチも同様、体の改善と共に、ストレッチの内容も変わっていく必要があります。

 その中で、「続ける」を考えると、3年後も同じストレッチをしているのではなく、

整体、整骨院で教わった方法、
体操教室で教わった方法、
子ども、孫から教わった方法、

いろいろ組み合わせて、自分のストレッチの「形」を作っていけると理想ですね。 

 では一般的に家では何ができるでしょうか? 

 主に2種類はお伝えしていきます。 

1・梨状筋のストレッチ 

梨状筋ストレッチ、腰から、足のしびれの問題に対して有効です。

 ストレッチは、1ヵ所に1分間行うと有効です。

2・肩甲骨のストレッチ

 上半身や、首の問題に有効です。

 10秒かけて、肩、肘を回すようにするときれいです。

 筋肉は8秒収縮すると、筋肉自体が柔らかくなる性質を利用しています。

3 食事量

 当院では、主に「朝食を抜きましょう」と話しています。

 この「食事を抜く」行為は、最近、多くの著名人でも実践している人がいますね。

 一番の理由は、「内臓を休める」ということ。

 食事の消化にはエネルギーが必要です。

 3食食べてしまうと、内臓が回復する時間が無くなるという考え方です。

 その為には、およそ16時間必要と言われています。

 夜に8時に食事をした場合に、16時間後が、次の日の12時になります。

 3食食べないと健康にならないは間違いと、私は考えています。

 3食食べないと健康にならないのは、戦前戦後の話です。

 その時は、栄養失調があるために、食事の必要がありました。

 食事は基本的に、朝食を抜く方法をお伝えしています。 

 

4 食事内容 

「どんな食事がいいですか?」

 最初に基礎となる知識が必要ですが、最終的にお伝えしていくことは、

「食べたいものを食べたいときに、食べたい分だけ、食べて下さい」

 と、話しています。 

 大きな理由は、【時間】

 食事の固定概念にとらわれないでください。

 仕事柄どうしようもない人も多いですが、

【時間で食事をしないでください】

 自分の身体を健康にするための食事です。

 自分の身体に聞きながら食べて下さい。・・・と、話しますが、

 「時間だから食事をする」のは体のタイミングと考えて負荷がかかります。

 でも最初から皆さんにこの話はしませんので、最初は、朝食を抜くことをおすすめしています。

 と、思う人もいます。

 そのために、「青汁」を進めています。

 通常の食事でも大人、または子供に、毎日、野菜の量を与えるのは大変ではありませんか?

 それを「青汁」で補えるといいですね。

 青汁は、「青汁」でも詳しく話しますが、「安いもの」でいいと思っています。 

~おすすめ記事~
▷【食事は、食べたいときに、食べたいものを、食べたい分だけ、食べる】理由◁

~おすすめ記事~
▷青汁(クロロフィル)の話◁

5 水分量 

 体形によりますが、2ℓ を目安に飲んでいきましょう。

 主に体の中をきれいにするための水分です。

 手の汚れを取るのに、お茶では洗わないですよね。

 その感覚です。

 お水が理想です。

 しかし、体の調子によっては、水分の質も変わってきます。 

1・内臓の調子がいい場合

 比較的、コーラやコーヒー、みそ汁なども水分として、体は対処してくれます。

2・体の調子が悪い場合

 内臓の調子が悪い(症状が治らない)場合は、お茶やお水などを水分としてカウントしてください。

 コーヒーなどは体に負荷がかかるわけではありませんが、症状を改善させる水分になりません。

3・1年以上調子が悪い場合

 痛みは3ヵ月過ぎると、慢性痛となり、なかなか自分で回復が出来ない場合があります。

 今回は、1年を基準にしていますが、自律神経症状でも、痛みでも、長く続いている場合は、体の中の老廃物を流すようなイメージで水分を摂取します。

 それこそ、先ほど話したように、手の汚れを水で洗い流すように。

 なので、「水分」としてカウントする場合は、水や、白湯をおすすめします。 

 年配の方に多い質問です。

 トイレに行くのが大変と話します。

 しかし、体の中を想像してみましょう。

 水をたくさん飲み、たくさんトイレに行く状態が、山の流れの速い川のよう。

 水を飲まず、トイレの回数が少ないと、都会にある、流れの悪い川のよう。

 どちらが体の中がきれいなのかはわかりますね。 

6 青汁 

 青汁はお勧めしています。

 特に自律神経系の症状には、皆さんに進めています。

 適切な、内臓の休息、適切な、食事の内容が必要です。

 しかし、思うように、食事がとれない場合などがあるために、最低限の栄養を取るような形として青汁を進めています。 

7 ビタミンc 

 体の代謝が悪い状態、長年の調子の悪さが続いている場合、ビタミンcを進めています。

 体に無理なく摂取してもらいたく、最初は、朝昼晩に1粒ずつ、一日3粒摂取してもらいます。

 人によっては、1時間に1粒とってもらったりもあります。(およそ1日10粒程度)

 【患者さんのお薬手帳の確認と、話し合って、実施しています。】

 (基本は規定通り摂取していただくことを推奨します。)

8 糖について

 甘いもの、また、主食の炭水化物にも「糖」が含まれています。

 鉄が、さびることを酸化と言いますが、細胞が錆びることを「糖化」と言います。

 糖を減らすことが体の回復を早めます。

 しかし、ほとんどの人は健康になる上では、知識として頭に入れるだけでいいと思います。

本当に「寝たきり」「10年ほどの精神疾患」などの人には有効です。 

9 まとめ

 基本的なことがほとんどだと思います。

 一番考えていることは、治すことではなく、健康になることです。

 本当に良い「薬」というのは、健康な時でも飲み続けられるもの、行い続けるものと考えています。

 何かの参考にしていただければ幸いです。