投稿日:2023年11月13日 更新日:2024年1月5日
目次:【胸郭出口症候群】徹底分析
胸郭出口症候群とは?
↳斜角筋症候群
↳肋鎖症候群
↳小胸筋症候群
胸郭出口症候群に似ている症状
胸郭出口症候群の診断方法
胸郭出口症候群の3つの症状
胸郭出口症候群とは?
腕のしびれや肩甲骨周辺の痛みが出ることが特徴です。
神経を圧迫されることから、腕に力が入りにくくなることもあります。
脱力感、倦怠感、肩、背中、腕、首の後ろの痛みを訴えます。
胸郭出口症候群・原因
胸郭出口とは、首と胸の間にある通り道のことを指します。
首から神経が胸郭出口を通り、腕に進みます。
この首と胸の間で問題が起こると胸郭出口症候群と言われるものになります。
主な圧迫ヵ所は、
首の筋肉「斜角筋」
肋骨と鎖骨「肋骨と鎖骨の間」
胸の筋肉「小胸筋」
があります。
胸郭出口症候群にも場所によって、細かく名前が分かれています。
「斜角筋症候群」
「肋鎖症候群」
「小胸筋症候群」
▷斜角筋症候群
首の筋肉(斜角筋)の間を通って神経が通るために、この筋肉の緊張がしびれ痛みを作ります。
この筋肉が緊張する主な原因として、姿勢の問題や、歪み関節などを考えます。
病院では、鎖骨下動脈に造影剤を入れて、X線で血管造影をするとこの部位の圧迫を確認し診断がつきます。
他には整形外科的検査のテストでは、アレンテストがあります。 アドソンテストがあります。 ライトテストがあります。
▷肋鎖症候群
第1肋骨と、鎖骨の間が狭いことで起こる問題です。
鎖骨骨折を起こした後に起こることが多くみられます。
また、妊婦では、肩を後ろに取ることが多く、この症状が起こる場合もあります。
めったにはないですが、肋骨が人よりも多く、症状が出る方もいます。(頚肋)
過外転症候群
肋骨と鎖骨の間から出た神経と血管は、小胸筋の筋肉がかぶさるようにあります。
ボールを投げるような姿勢では、この小胸筋を伸びるような姿勢になります。
この小胸筋の問題が、胸郭出口症候群の中で、過外転症候群が起きていると言えます。
塗装業など、腕を伸ばして作業している人、教師など、黒板に文字を書いている姿勢などが見られます。
健康な人でも、つり革を長く捕まっている姿勢でも、同じような症状が起こります。
このテスト法では、○○
胸郭出口症候群に似ている症状
胸郭出口症候群の症状は、腕のしびれ、痛み、肩甲骨の内側の痛み、腕のだるさや、指のしびれがあります。 この症状に似ているものとしては、頚椎ヘルニア、頚椎症、手根管症候群などがあります。
胸郭出口症候群の診断方法
首と胸の筋肉の問題が出やすいので、姿勢によって症状が出る場合が多いです。 つり革をつかまっているような姿勢、洗濯物を干すような腕をあげる姿勢などがありますね。
胸郭出口症候群とは? 原因
胸郭出口症候群の似ている症状主に似ている症状としては、頚椎ヘルニア、手根管症候群、肘部管症候群があります。 少し解説していきましょう!
胸郭出口症候群の検査 一番は、他の問題を除外する必要があります。 原因として、少し特別なのは、人より多く肋骨を持っている人もいますので、画像検査も大切です。
胸郭出口症候群の治療 姿勢が問題になっている場合も多く、日常生活でも症状が良く出る姿勢を理解することも大切です。
胸郭出口症候群 手術 重症例では手術を検討していきます。 神経症状によって、日常生活に深刻な支障が出ている方が対象になります。 主に、仕事が続けられない場合に、手術を希望する方が最大の動機です。 1・斜角筋の切断、 2・第一肋骨亜全切除 3・小胸筋切離 手術自体は容易ですが、有効率が低く(70%)、再発率(10~30%)が高いという欠点があります。 手術後の経過、 手術によって、神経症状が消失するわけではなりません。 最もつらい症状が消失したかどうかが最も重要で、さまざまな日常生活が50%が85%以上できるよう目標に進めていきます。 現実的には、日常生活に支障がなく、仕事に復帰できるようになることが条件です。
神経を圧迫される神経性胸郭出口症候群 と 動脈(動脈性胸郭出口症候群) 静脈(静脈性胸郭出口症候群) があり、 神経が90%以上で、 静脈が5% 動脈が5%以下で最も少ないです。 多いのが20~40代(平均36歳)、3:1で女性に多いです。 圧迫は生まれつきに斜角筋の間隙が狭い他に、生まれつき骨、筋肉、靭帯に異常がある場合に原因となります。 頚肋や第一肋骨痙性異常があります。 神経性胸郭出口症候群も、動脈性胸郭出口症候群も、腕を上げると、手がしびれます。 神経性では、腕の運動にかかわらず、いつも、肩、上肢、首、背中、などにだるさや、しびれを感じることも特徴です。 指のしびれは、小指側のしびれから、指全体まで様々ですが、手に力が入らずにものを落とすことがあります。 動脈型は、手を挙げると、手が蒼白になり、手首での脈が触れなくなります。 手を下げると、蒼白が発赤に変わり、数分で元の色に戻ります。 詳しい診断は、動脈造影で映し出します。しかし動脈圧迫象は、正常な人でも半数の人が見られるために、動脈圧迫象だけではあまり意味を持ちません。 静脈型は、通常自覚症状がなく、腕が紫色にはれ、むくむ状態が突然発生します。
参考:
▷頚肋切除術が有効であった頚肋症候群の1例
▷胸郭出口症候群(TOS:Thoracic Outlet Syndrome)