脚長差検査│膝・股間節の変形時はどう対応するの?

目次:脚長差検査│膝・股間節の変形時はどう対応するの?

  1. 脚長差検査の限界
  2. Оリングテストを行うようになったきっかけ
  3. Оリングテストの開発秘話
  4. Оリングテストの便利なところ
  5. 脚長差検査で無理矢理施術していた当時 

まとめ
 私は脚長差で検査ができない場合に限界を感じました。
 そこからОリングテストで治療を行うようになりました!
 他にはTLでの検査も脚長差で検査ができない場合の手段になると思います。

1・脚長差検査の限界

26歳までは脚長差での反応検査を行って治療をしていました。

 年配の変形性膝関節症の患者さんの反応検査、
股関節の変形、
足関節の変形、
急性での背臥位になれない、
座位での施術、
などは脚長差での検査ができません。

 今回はその部分を説明していきます。

 脚長差での検査ができない対応として「Oリング」を使用するようになり、そこからは、私はOリングテストだけで施術を進めるようなりました。

なぜОリングテストだけで進めているかというと、、、

  1. 腹臥位にならずとも施術ができる。
  2. 歩行時、立位のまま検査して施術することができる
  3. 足元に行かずとも反応検査ができる。
  4. 何より自分自身の施術する上で役立つ 

からです。

もし 

「Оリングがわかりません。」 
「Оリングができません。」

 という人は、脚長差と一緒に検査をしてください。
 絶対にОリングと脚長差は連動して反応します。
 片方だけが反応している場合は、どちらかの検査が間違っていると考えていいでしょう。  

2・Оリングテストをやるようになったきっかけ  

 当時・・・患者さんが来院してきました。 背部痛が強く、歩くのがやっとの方が来院しました。

 横向きにもなれません。 座位で治療していました。

 当時は脚長差で施術していましたが、 仰向け、うつ伏せにならなければ、脚長差で検査ができません。 

こんな感じで治療

 いつも反応検査で患者さんの体に聞きながら治療をしていましたので、座位での施術では、机上の空論ではないですが、自分の「こうだろう」だけで治療をするような感じです。

 私の中では非常に効率が悪い。  これはОリングの開発の大村先生も同じことを言ってました。

 クインズスクエア病院のネイサン教授から鍼とOリングテストの講演に招待されたときの話。
 
 「Oリングテストで早期に臓器の異常を発見できる事はよく存じております。 しかし指を使えない患者にはどう対処したら良いのでしょうか? 私もこの通りリウマチのため指が変形していて丸いOリングが作れません。」

 この時、大村はお詫びをするしか手がなかった。 
 
 「残念ですが、これがOリングテストの限界です。この次に皆さんにお会いするまでに誰にでも適用する方法を考えておきます。」

【参考 Оリングテスト 指がない人はどうする?】 

リウマチによる指の変形

当時の患者さんの話に戻します。

 当時はОリングの間接Оリングをやっていました。 

こんな感じ

 ただ間接的にОリングをやることにとても時間がかかってしまう。

 その時に一人でОリングができるようにしました。  そこからはОリングが非常に便利でОリングで治療を進めていました。

 Оリングテストで反応検査はこんな感じ ↓ ↓

 Оリングのきっかけの患者さん

3・Оリングテストの開発秘話

 大村先生は、最初は治療の研究には時短が必要だった。
 まずは圧痛点、東洋医学をベースに行う。
 そのあとは、握力を使って検査をしていた。
 そのあとは、人差し指と親指で握力測定。
 その後に、Оリングテストができることを発見。

内臓の代表点と握力(212P) カルテを入念に書く大村は患者の人数とともに自分の時間がなくなっていく。 もう少し自分の時間を有効に使いたい。 そこで思い立ったのが大昔から言われている東洋医学の概念のチェックであった。 嘘か本当かわからないことがたくさんあり、まずは圧痛点、あるいは臓器の代表点、について知りたかった。 この好奇心が後のOリングの発見につながったんだと話す。 ・・・続きは → 参考 Оリングテストの発見

4・Оリングテストの便利なところ

1・腹臥位にならずとも施術ができる。
2・歩行時、立位のまま検査して施術することができる
3・足元に行かずとも反応検査ができる。
4・何より自分自身の施術する上で役立つ からです。

1・腹臥位にならずとも施術ができる。

  通常「反応検査」を使わないで施術している人はほとんどだと思います。

 ましてや、「反応検査」に頼って施術している私の方が問題なのかもしれません。

 その中で反応検査で役に立ったものを紹介してみたいと思います。

 NG食事検査・OK食事検査・NG運動検査・OK運動検査・体の症状検査

 詳しい話はそれぞれ別のページで行っていきましょう。

 2・歩行時立位のまま検査して施術ができる。

 この場合は、足関節のテーピング、 靴との相性、 インソールの確認に大いに役に立ちました。

 反応検査の代用としては、AKのTLも十分に使用できると思います。

 3・足元に行かずとも反応検査ができる。

 AKでも頭で施術しているときは、三角筋を使用し、術者は移動しないでTLを行いながら、チャレンジをします。

 それも素晴らしい検査です。

 しかし私は脚長差での検査する期間が長く、慣れた脚長差で進めていました。 そしてОリングテストができるようになると、好きな立ち位置で検査ができるようになりました。

4・自分自身の施術に大いに役に立ちます。

 これはОリングテストの開発者、大村先生もやっていましたね。食事をするときに、自分自身で検査をして進めているようです。

 Оリングテストを活用する医療はまず手法の習熟から始まる。 何事も基礎をしっかり身に付けておくことが大切。  中には私の講義を 2、3回出ただけで本を書いたり、勝手に人を集めて教えたりしてる人もいる。 最近は近代化Оリングテストとか〇〇式近代化フィンガーテスト命名したものを、見つけた。 その中では私のОリングテストの違うと謳っているがその内容は考えられない非科学的なものだった。  土曜の夕方、車で先生を迎えに来た。  2週間に1度、スーパー・ヤオハンに買い出しに出かけるのだ。  先生(大村)は左手の人差し指で商品に向け、他の指で作ったОリングを右手の指で開いて、品定めをして回った。  そして「いつもより安全が保障できる食品が少ない。」 とこぼす。  しかし、私(著書)はかえって、そば雑炊の素材が厳選されているんっだなと安心した。

参考 Оリングテストの基礎

5・脚長差で無理矢理検査していた当時

 最初に説明したように、変形性膝関節症 や 変形性股関節症には脚長差は不向きになります。

 解剖学的に脚長差が生まれてしまいますからね。

変形性膝関節症

 アクチベーターテクニックや、トムソンテクニックの人はどうしているのかな? 詳しい話を聞いとけばよかったな。

OAの脚長差検査・・・参考にしないでください。

当時は無理矢理検査をしていました。

↑ ↑ 足がそろわない場合は、脚長差の正常がわかりません。

 なので、ズレている脚長差の中で、「反応」してさらに「ズレる」状態が起きます。

 それを使用して、どのくらいの脚長差を「正常」と位置付けて治療を進めていました。

 ん-おすすめはしないですね。

 スタッフが施術するときに、治療の正確性が判断できません。

 AKでのTLを行うか、 学んだ知識をシミュレーションしながら進めるしかありません。 

まとめ 

目次: 脚長差検査│膝・股関節の変形時の対応するの?

まとめ
 
 私は脚長差で検査ができない場合に限界を感じました。
 そこからОリングテストで治療を行うようになりました。
 他にはTLでの検査も脚長差で検査ができない場合の手段になると思います。

夢現塾とは?(クリック)

 私は21才で専門学校を卒業して、すぐに院長になりました。 

 その時は雇われ院長です。 

 総院長は学校の副校長をやっている方で、院は良くも悪くもすべては自分で進める形でした。 

 経営・治療・スタッフ教育・ 患者さんが来ないことに対して、夜中に来るように神頼みするだけの日々を送ってきたこともあります。 

 21才でお金もない。 

 ただ、自分で調べる力はある。 

 そんな昔の自分のために、役に立つホームぺージを作っております。