投稿日:2021年6月17日 更新日:2024年1月30日

目次:青汁(クロロフィル)について
クロロフィルとは
クロロフィルの効果
クロロフィルと体の影響
クロロフィルの摂取方法
クロロフィルと体臭の関係性
クロロフィルについて
クロロフィルは、葉っぱの緑色です。

葉緑素ともいいます。
植物の体の中に葉緑体があり、この葉緑体の中には、緑色をした「葉緑素」というものがあり、このために植物は緑色に見えるのです。
この葉緑素が「クロロフィル」です。
葉緑体と葉緑素の違いは・・・
葉緑体の中に葉緑素があり、葉緑体とは、光合成を行う細胞器官。葉緑素は化学物質。
クロロフィルの用途として最も馴染み深いのは草餅(ヨモギ餅)ではないでしょうか。

これはヨモギの葉を餅に練りこんで緑色の餅に仕上げたものですが、餅を緑に染めるこの緑色(ヨモギの中にある緑色)はクロロフィルによるものです。
葉緑素は植物の成分ですが、人間の血液の色素であるヘム(ヘモグロビンの中の中心構造)と似た構造をしており「緑の血液」といわれます。
1817年にピエール・ジョセフ・ペルティエらが植物から抽出した緑色色素をクロロフィルと命名されました。

ちなみに、クロロフィルは酸化してしまうと、フェオフィチン(黄緑色)に変化してしまいます。

フェオフィチンを詳しく・・・
クロロフィルから中心に位置するMg原子が外れた分子。
クロロフィル
クロロフィルの効果
医学分野においては、葉緑素に脱臭作用があることは古くから知られており、造血機能の促進(1919年)、細胞を活発化させ創傷や潰瘍の治癒を促進させる効果(1922年)があることが医学論文で報告されています。
○抗ガン効果
○コレステロールを下げる効果
○デトックス効果
○貧血を予防する効果
○消臭効果
抗がん効果

葉緑素には強力な抗酸化作用と浄化作用があり、他のファイトケミカルと一緒に植物を酸化ストレスから守っています。
葉緑素の持つ抗酸化作用が活性酸素を除去してくれるため、遺伝子のエラーが起きるのを防ぐことができます。
葉緑素の持つ抗酸化作用は、ガン予防にも効果があるとされています。
ショウジョウバエの実験では、発ガン物質と葉緑素を加えたエサをショウジョウバエに与えると、発ガン物質のみを加えたエサを与えた場合よりも、長生きしたという研究報告が出ています。
詳細はこちら・・・
1】赤身肉摂取ラット(結腸細胞障害をさせたラット)に、葉緑素 1.2 mmol/kg もしくはほうれん草(葉緑素 1.2mmol/kg 含有)を2週間摂取させたところ、結腸細胞の傷害が緩和されたことから、葉緑素に結腸ガンのリスク軽減効果が期待されています。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/15550456
デトックス効果

葉緑素は、胃腸の中に付着した老廃物を吸着して体外に排出する働きがあります。
葉緑素の主成分はマグネシウムであり、マグネシウムとその他の成分とが胃で分離され、マグネシウム以外の成分は吸収されずに小腸、大腸を経由して排泄される仕組みになっています。
ダイオキシン、有害ミネラルのカドミウムや鉛などの物質も除去してくれる効果が期待できます。
詳細はこちら・・・
【3】
3】44名の妊娠中の日本人女性から採取した脂肪組織、母乳、臍帯血および胎盤中に存在するダイオキシン同族体の濃度を調査しました。23名の妊娠女性に妊娠期間中、葉緑素を豊富に含むクロレラを摂取させた結果、ダイオキシン類の母体からのデトックス効果が確認されました。このことから、葉緑素を豊富に含むクロレラには、胎盤を通じた母体から胎児へのダイオキシン類の移行を軽減する可能性が示唆されました。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/15985279
コレステロールを下げる効果

葉緑素は、血中コレステロール値を下げ、血栓の予防や血圧を下げる作用があります。葉緑素の摂取によりコレステロール値が下がると、血液がサラサラになり血行が促進されるため、循環器系の病気に効果が期待できます。
葉緑素がコレステロール値を下げ、血中脂質の正常化に働くことが研究されており、効果が期待されています。
詳細はこちら・・・
【2】 高脂肪食摂取ラットに、葉緑素(クロロフィル) 0.2% 含有の餌を3週間摂取させたところ、血中コレステロールの増加が抑制され、肝臓中のコレステロールの増加も緩和される傾向が見られたことから、葉緑素(クロロフィル)には、高コレステロール血症予防効果ならびに生活習慣病予防効果が期待されています。
http://ci.nii.ac.jp/naid/110003167414/ja/
貧血を予防する効果

葉緑素の成分のひとつに有機ゲルマニウムがあり、この成分は酸素や血液の循環を助けて体のすみずみに酸素を供給する役割を担っています。
葉緑素を摂取することで貧血の予防と改善効果があるとされています。
消炎効果
消臭効果
クロロフィルは光合成を行う大切な分子のため、葉緑体と呼ばれる袋状器官の硬いに膜に覆われ、植物細胞の中でも特別にガードされております。更にその中のチラコイドと呼ばれる小胞の膜(チラコイド膜)に埋め込まれたタンパク質と固く親和しており、消化器官内で単分子として溶出し吸収されることは困難なのです。クロロフィルの効果を期待するためには一旦、植物の細胞器官より有機溶媒等で純粋に分離して取り出し、これを体内に吸収されやすいようにしたものでなければなりません。それを摂ってはじめてクロロフィルの真価が問われると言えるのです。中国の人はよく緑黄色野菜を生ではなく、油で炒めて食べる習慣がありますが、それはクロロフィルが油に溶解して溶出するためクロロフィルを摂取する上において、非常に利にかなった食べ方と言えるでしょう。※クロロフィルとは?
クロロフィルの主成分はマグネシウムです。人間が摂取したクロロフィルは胃でマグネシウムとその他の構成成分とが分離してマグネシウム以外の成分は吸収されずに小腸、大腸を経由して排泄されます。※クロロフィルと食物繊維
クロロフィルの摂取方法

クロロフィルは緑の葉っぱにある葉緑素と説明していきました。
そのため、クロロフィルの摂取方法は野菜にあります。
クロロフィル含有量 (100g中) | 参考:野菜類のクロロフィルの含有量 |
シソ | 175.9mg |
ほうれんそう | 115.4mg |
ニラ | 49.3mg |
パセリ | 45.8mg |
キャベツ(外側) | 39.2mg |
キャベツ(内側) | 3.1mg |
春菊(シュンギク) | 28.4mg |
ピーマン | 11.2mg |
クロロフィルは、硬い細胞壁の中にあります。
そのためにミキサーなど細かく摂取できるとより効果的です。
青汁とクロロフィル
青汁にも多くのクロロフィルが含まれています。
日本健康・栄養食品協会の製品規格によると
麦類若葉加工食品の総クロロフィル量は 120mg/100g 以上
であると言われています。
名古屋市消費生活センターのデータをもとに考えると、
主原材料 | クロロフィル(100g中) |
大麦若葉 | 473mg |
大麦若葉 | 575mg |
稲 | 44mg |
ケール | 303mg |
ゴーヤ | 153mg |
ほうれん草 | 345mg |
モロヘイヤ | 599mg |
大麦若葉 | 239mg |
ケール | 419mg |
大麦若葉 | 561mg |
小麦若葉 | 422mg |
アルファルファ | 484mg |
緑茶 | 401mg |
平均100g中 344mg 入っていることがわかります。
そこで1日どのくらいの摂取が理想なのでしょうか?
クロロフィルの1日の摂取量は?
1・理想的な摂取量4〜10mg/1日 ※参考 ハイクロa
回盲弁の考え方
回盲弁症候群

回盲弁は小腸と大腸の間の内容物のコントロールに機能している。
AKでは回盲弁症候群において、開口と閉鎖分けることができる
開口の場合は大腸の内容物が小腸への逆流につながる
AKでは、内容物の逆流は毒素を体に吸収していると考えている。
皮膚と肺が解毒作用を行うようになると、身体や息は悪臭を伴うことがある
回盲弁症候群が長く続いてしまうと肝機能障害があらわれることもある。
回盲弁の障害によって起こる症状は、
動悸、心臓の粗動、活動時の胸部痛、偽性メニエール病、片頭痛、右肩の肩こり、首コリ、午後のめまい、耳鳴り、嘔吐、急激な口の渇き、目の下の痛み、全身の痛み
等がある。
朝起きると症状が増し、動き始めると症状が軽減する。
治療
回盲弁症候群開口には 右前上腸骨棘の下方 右結節間溝 第3頚椎右椎弓 の神経リンパ反射ポイント
回盲弁症候群閉鎖には、腹直筋 大腿四頭筋 の神経リンパ反射ポイントと同じである。
回盲弁症候群は、神経リンパ反射ポイントには、通常激しい圧痛を伴う。 治療を行った後は圧痛は減少するだろう。
