得意は危ない・出し切ること

投稿日:2021年8月16日 更新日:2023年12月4日

「この人、いい能力があるのに 、なんで、もっと伸びなんだろう」

「もっと、この人は出世するはずなのにな」

 って言われる人がいます。

 そういうイマイチの人がいっぱいいるんです。そういう人の特徴はなんですか?っていうと出し切って無いということです。

自分の能力を出し切っていないんです。

ちょっと話が横道にそれますけど、私が自分のお弟子さんたちにしゃべった話で「畑の話」っていうのがあるんです。
どういう話ですか?っていうと。たとえば、畑があるとしますよ。一生懸命、その畑を耕すと。
そのとき、体力のある人が、たとえば、
「自分は、300坪ぐらい、耕しちゃうんだ」
って、言う人がいる。でも、体力がなくても、一日に50坪も耕せない人がいる。
そうすると、300坪耕せる人は周りを見て、
「200坪くらいでいいかな」
って思って、サボり出すんですね。ところが、50耕せない人は、一生懸命、一生懸命しているうちに、やがて体力もつく、そして

なぜか、いいことが連続して起こる。

ところが300坪耕せる能力があるのに、200坪しか耕さないような人は、なぜか不運に見舞われるんです。そうすると、
「俺は200坪耕してあいつは50坪しか耕さないのに、なんであいつばかりに、いいことが起きるんだろう?」
っていう。それで、
「この世の中は不公平で、神も仏もいない’」
っていうんですよね。
でも、神も仏もいるから、サボっていることがわかるんです。神様がいなきゃ、サボっている人がえらくなりますよね。
上から見てる人は、全力を尽くしている人と、尽くしていない人がわかるんですよ。
全力を出し切ると損だ、と思っている人がいるかもしれないけど、そうじゃないの。
本田宗一郎さんってご存知ですよね、あのホンダの創設者の。彼の方は、元々小さな町工場をやっていたんだけど、ハンマーを朝から晩までふってたらしい。
それで、ホンダさんが使っていたハンマーの柄のほうは削れたけれど、ホンダさんの手が削れた、ってことはないんですよ。手は丈夫になって、皮が厚くなってきた。それでタコだらけ。
タコだらけだけど、精密機械で測っても、測れないぐらい微妙な、微差も、そのタコだらけのてでふっと触っただけで、わかっちゃう。
人間の手って、すごいでしょう。だから、一生懸命、「出し切る」んだよって、みなさんに私は言うんですよ。