頚椎症性神経根症の外科治療に関する指針

投稿日:2023年6月20日 更新日:2024年1月31日

 このデータでは、脊柱管狭窄症の再手術は 4% と報告されています。(通常は6,5%~18%)
 再手術の平均年齢は 57歳、 再手術の改善率は68,8% 症状が出てから再手術までの平均期間は5ヵ月

頚椎症性神経根症の外科治療に関する指針

参照:頚椎症性神経根症の外科治療に関する指針

〇頚椎症の60%~90%は自然軽快し、症状が変わらないのは、25~30%程、悪化は数%~約10%と報告されている。

 〇ちなみに椎間板ヘルニアに起因する神経根症は、ヘルニアが自然吸収され神経根症の自然治癒にいたる例が多数報告されています。

 〇75%は自然軽快があるために、手術しないで治療していくことが、最初の治療としては適切であるとされています。

 〇保存治療でも改善しない場合、また、神経脱落症状がある場合は手術が必要なのかもしれない。 手術は前方でも後方でも上肢痛の消失は80~90%で得られる。 51例では、保存的治療で10年ほど観察。 治療も何もしない 7例中5例が改善して、2例は増悪している。 18例中12例で、カラー装着で痛みの軽減はあった。 他にもエクササイズで20例中12例、マニュピュレーションで4例中2例 整骨療法で1例の改善があった。 

〇137例における平均5年の観察では、81例(59%)が改善、38例(28%)は変わらず、18例(13%)で増悪した。 

〇MRI椎間板の膨隆~脱出があり、初診時神経学的に脊髄症状が重篤ではなく、夜間カラーのみで治療した114例(観察平均27,7ヵ月)では10例(9%)ではヘルニアの塊が完全消失、32例は(28%)は縮小がみられた。 その中で手術治療に至った10例は、(平均50ヶ月で手術、神経症状の増悪4例、上肢筋委縮2例、椎間板脱出2例等)を除いた104例(91%)で、保存的治療で神経症状は改善し、43例(38%)では自覚症状は完全に消失、21例(18%)が神経学的にも無症状であった。

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