投稿日:2023年8月2日 更新日:2024年1月31日

○


○ 「自律神経失調症は、東邦大学大2内科教授である、阿部達夫先生が1960年代に作られた言葉になります。
「自律神経失調症は」日本でのみ使われていて、アメリカではそれに対する言葉がありません。
○ 自律神経には3つの言葉の立場。
1・基礎・「自律神経系」 この言葉は、生理学的な、解剖学的な言葉が含まれています。
2・臨床1・「自律神経不全」「自律神経障害」この言葉は、主に、脳神経内科が担当する。脳疾患の多系統萎縮症、パーキンソン病、脊髄疾患の脊髄損傷、末梢神経疾患の糖尿病など様々な疾患があり、様々な検査法があります。
3・臨床2・「自律神経失調症」これは、アメリカで対応できる言葉がありません。
阿部先生の当初は、不安「ストレス」にともなう、「心因性身体症状症」の中の内臓症状のことで、精神科、心療内科が対応すると話しています。
○ 阿部先生は、1961年頃に脚気類似の症状を呈し、ビタミンB1欠乏の見られない患者さんに注目して、「脚気様症候群」と呼びました。
その後の1967年頃に、「自律神経失調症」と名前を変えて、1972年頃に、「不定愁訴症候群」に名前を変更しています。
○ 1998年に日本自律神経学科会長の筒井先生が、精神科の心因性内臓症状「自律神経失調症」と脳神経内科による、自律神経不全を明確に区別しました。
○ 自律神経不全の代表的な疾患は、多系統萎縮症で、40歳くらいから発症して、高度の起立性低血圧、尿閉、睡眠時無呼吸、と小脳性運動失調・パーキンソン症候群をきたす難病のひとつです。
