投稿日:2021年8月16日 更新日:2024年1月23日

「学問をはじめるのに遅すぎることはない」ということわざがあるが、これを裏づけるのにふさわしい人物の名前は、たくさんあげることができる。
ヘンリー・スペルマン卿は博学な学者であったが、科学を学びはじめたのは50歳代のことであった。
フランクリンが物理の研究に専念しはじめたのも50歳を過ぎてからであった。
ドライデンとスコットが詩人として認められるようになったのは40歳代で、イタリアの文学者ボッカチオが、文学者として出発したのは35歳だった。
このように、世間でいう“人生の盛り”を越えた年齢になってから未踏の分野に敢然と踏み出し、その道で大成した人々の例は枚挙にいとまがない。
「私はもう歳だから、学ぶなんてとてもとても…」などというのは、意思の弱い怠け者の、哀れな繰り言でしかない。
長い人生は、先を争ってカッコよく駆け抜ける必要はない。
急ぐ必要はない。
日々こつこつと、天から与えられた仕事に励み、自己修養を限りなく積みつつ、降りかかる困難を克服して前進する強い意志をもち続けていれば、自分が打ちたてた目標に必ず到達する。
しかも、世の中のために役立ったという充実感を、心ゆくまで味わうことができるのである。
【スマイルズの信念が自分をつくる】三笠書房
