この世界に存在するたった一つの成功法則

投稿日:2023年12月22日 更新日:2023年12月22日

参照:四つ話のクローバー

 「この世界に存在するたった一つの成功法則を教えてもらえるということできたのですが、、、」

 「君にとっての「成功」とは何かね?」

 「それはやはり、夢を実現したり、お金持ちになったり、そういうことを想像していますが、」

 「それなら、教えるのは簡単だ。・・・さて、世の中には「どうすれば人生で成功することができるのか?」という問いに対する答えがあふれている。 しかし、突き詰めると、その方法はたった一つしかない。 エジソンや、アインシュタインも例外なく、この法則に従ってきた。」 

 「ぜ、ぜひ、その方法を教えて下さい」

 「うむ。その方法とは、、、、「頑張る」ことだ」

 「こ、これだけですか?」

 「そうだ。これだけだ。」

 「・・・・・」

 「君は何もわかっていないな。「頑張る」ということがいかに重要な意味を持つかを。」

 「そんなことを言われなくてもわかっていますよ。でも頑張ってもどうにもならないことが世の中にはあるでしょう。」

 「たとえば?」

 「それは、たとえば、、、才能ですよ。 凡人がどれだけ、頑張ってもかなわないような才能を持つ人がいますよね?」

 「しかし、天才科学者アインシュタインはこう言っているぞ。「私は天才ではない。ただ、人より長く一つのことに付き合っていただけだ」と。発明王エジソンは「自分の発明の99%は努力によるものだ」と言っているし、進化論を唱えた生物学者のダーウィンは「私の業績は、観察や、収集を続ける辛抱強さによってもたらされた」と言っている。彼らはウソついているのだろうか?」

 「それは、、、」

 「まあ、この世の人たちにとって、天才とは存在するものというより「存在してくれなければ困るもの」なのだろう。 天才とは、努力の結果必ず至るものだとするなら、みんなは凡人ではなく、「ただ、頑張ってないだけの人」になってしまうからな。」

 「でも「効率」があるじゃないですか。 どれだけ頑張っても、効率が悪かったら成功しないでしょう?」

 「効率か!・・・確かに効率は存在するだろう!しかし本気で頑張っている者たちは、どんどん自分のやり方を変えて、効率の向上を追求しているものだ。多少の回り道をすることはあっても、最終的には必ず効率の良いやり方を見つけることになるだろう。」

 「で、でも、努力することにも才能が必要なんじゃないですか?元々頑張れる人と、頑張れない人っていますよね」

 「さっきから聞いていると、君はとにかく頑張ることを避けようとしているじゃないか。もしかしたら、君は「成功したい人間」なのではなく、「他人より楽をして他人より優れた結果を手に入れたい人間」なのではないのかね?」

 ・・・私は悔しいことに何も言い返せなかった。確かにその通りだったからだ、、、帰ろう、、、こんなところに来るんじゃなかった。・・・

 「君、何か勘違いしていないかね?」

 「どういうことですか?」

 「私が言っているのは、頑張らずに成功しようとするのではなく、「どうしたら、頑張れるのか」に目を向けなさいということなのだ。」

 「しかし、、、私は、生まれてこの方、何かを頑張ったことなどないのです。」

 「だから、私がその方法を教えようと言っているんじゃないか」

 「そんな方法があるんですか?」

 「ある。・・・というより、頑張るにはこの方法以外ないのだ。だから私は最初にいっただろう?「成功法則はたった一つに集約される」と。」

 「なぜ世の中の多くの人が、思ったように頑張ることができないのか。その理由を一言でいえば、「一人の人間の中で二つの願望がぶつかり合っている」からだ。」

 「二つの願望がぶつかり合っている?」

 「そうだ。たとえば、君が仕事を頑張りたいと思い、いつもより一時間早く会社に行くことを考えたことしよう。 しかし、普段より早く起きてみたものの、かなり眠かった。 すこぶる眠かった。 すこぶる眠くて会社に行くどころではなかった。 そして君はミニも止まらぬ速さで、目覚まし時計を止め、再び布団にもぐった。 いわゆる二度寝だな。 このとき、君の中で二つの願望がぶつかり合っていると言えないかね? 「早く会社に行きたい」という願望と「寝ていたい」という願望が。 そしてみんなの心の中でも同じようなことが起きている。 「痩せたい」という願望と、「食べたい」という願望。 「お金を貯めたい」という願望と、「買いたい」という願望・・・」

 「なるほど」 確かに言われた通りである。何かを目標立てた時に、たいがい逆の願望に引っ張られる。 

 「そして、君たちは、痩せたいと思ったときは、甘いものを我慢しようとし、貯金を増やしたいと思ったらお金を使わないようにしようとするだろう? それが大きな間違いなのだ」

 「どういうことですか?」

 「このことを覚えておきなさい。「人間は何かを我慢することができない」私たち生物は、嫌なことからは逃げて、気持ち良いことに向かうようにプログラミングされている。 私たちは、「したいことしかできない」のだ」

 「でも、それだと結局二度寝をしてしまったり、お金を使ってしまったりすることになっていませんか?」

 「その通り、だから多くの者たちは頑張ることに挫折してしまう。 しかしそれを防ぐ方法が一つだけあるのだ。 そしてこれこそが自分の行動を支配する唯一の方法なのだが、、、それは、「大きな願望で小さな願望を従わせる」ということなのだ」

 「大きな願望で、小さな願望を従わせる?」

 「そうだ。君が自分で決めたことを実行できないのは、医師が弱くて、誘惑に負けてしまうからではない。 君が自分の願望をきちんと育てていないからだ。 もし君が、こころから望む一つの願望を大きく育てれば、他の誘惑(小さな願望)に負けることは無くなるだろう」

 「でも、願望を育てるなんて、そんなことができるんですか?」

 「「想像」だよ」

 「想像・・・」

 「たとえば、君に、仕事なんてしないで、ハワイでのんびり暮らしたいと願望があるとしよう。 だとしたら、もうハワイのことをずーーーーーーーっと考えていなさい。 寝ても覚めても、君は頭の中で、美しい女性たちが踊るフラダンスに目を奪われ続け、エメラルドブルーの海を見ながら過ごすのだ。」

 「でも、そんなことをしていたら、どんどんダメな人間になっていくような気がするのですが、、、」

 「安心しない。 すこぶる安心しなさい。 なぜなら・・・みんなこの方法を使っている。 コロンブスは新大陸を発見する想像をしながら、ワクワクしていたし、ビル・ゲイツは世界中の家にパソコンを置くという想像に興奮して夜も寝れなかっただろう。 重要なのは想像を楽しんで願望を大きくすることなのだ。 そんなことより・・・絶対にしてはならないのは、自分の願望にウソをつくことだ。 本当はそんなことを望んでいないのに、周りから言われたとか、誰かに期待されたとかで目標を立ててはならない。 繰り返すが、生物は、「したいことしかできない」のだ。 結局のところ、本心が望んでないウソの願望は、他の小さな願望とぶつかりあって負けてしまうことになる。 願望を大きく育てることができれば、今まで面倒くさかったり嫌だと思っていたことも、その願望かなえるための「やりたい」ことに変わる。 単に「痩せたい」と思っているだけでは、「甘いものを食べたい」という願望に負けてしまうが、「痩せることで美しくなれば自分に自信が持てるし、人と会うのが楽しくなる。 そうなれば、好きになった異性に振り向いてもらえたり、仕事も今まで以上にうまくいくかもしれない」 このように、「願望」に「想像」という栄養を与え続ければ、甘いものはいつしか「食べたい」ではなく、「食べたくない」ものに変わっているはずだ。 つまり、頑張るための方法は、 「頑張らなければならない」 → 「頑張りたい」 この状態を自然に導くことなのだ。